Core competence (アスカの強み)
その1 LCR工法(Low Cost & Reuse)
日本では多くの大都市が河口平野部に形成され、地質年代的に新しい、沖積層で構成されていることから、概して軟弱地盤であることが特徴的です。商業店舗建設において、地盤対策工事費のウェイトは高く、構造的安定性と経済性の両立は重要なテーマです。
当設計事務所のLCR工法では、この問題に積極的にチャレンジしつつ、ライフサイクルベースでのコストダウン、更には環境対策を具現化しました。
LCR工法の構成とメリット
1. 弾性支承連続基礎梁 Key Technology
建物床全体を基礎とすることで、断面積当たりの荷重を小さくする構造力学的に安定した直接基礎工法です。軟弱地盤や液状化対策に有効となり、杭工事を回避することで大幅なコストメリットが得られます。
また、杭工事の回避は、撤退時の原状回復費の削減及び工期短縮にも貢献します。
造成工事における擁壁やガソリンスタンドの防火壁などの地盤対策にも応用できます。
2. 軽量スチールパネル組立工法
(ア) 200㎡以下の平屋
特許:No.2620035号
スチールパネルを工場で製作し、現場で組み上げる施工性の高い工法で、建方は1日で終了します。弾性支承連続基礎梁にて超軟弱地盤においても、概ね杭工事は回避可能です。
税法準拠(厚さ3mm以下金属造)の短期償却が可能であり、撤退時の除却損の発生を抑制します。また、ボルト結合(溶接なし)であり、解体・リユースが可能となります。
(イ) 200㎡以上3,000㎡以内
実用新案:No.3150342号
鉄骨で基礎とフレームを構成する工法です。基礎を鉄骨の布基礎とすることで、剛性が確保される上に、上記平屋の工法と同様に、軟弱地盤対応とリユースが可能です。
ガソリンスタンド建設では、大型整備棟やキャノピー・サインポールなどの基礎工事費を削減します。
3. ガソリンスタンドのキャノピー吊上げ工法
鉄骨構造/実用新案:No.3144458号、建方工法/特許出願中
キャノピー本体の鉄骨組み上げ、及び外装工事(屋根葺き、塗装、器具取付など)を足場や高所作業車を使用することなく地上で行い、施工後クレーンで吊上げる建方工法です。吊上げは半日で完了し、工期短縮や安全施工に大きく貢献します。
ドライブウェイの土間コン打設を工期中盤に設定できることから、十分な養生期間を確保し、土間のクラック発生を防止できます(補修費抑制)。また、工期終盤の工程管理(土間コン打設と天候との関連)のストレスを解消し、器具取付の工事取り合いがスムースになります。
その2 許認可取得はお任せ下さい
最も知見を積み重ねている得意分野です。 開発障害による大幅なコスト増や、そもそも出店ができないケースが多々あります。 都市計画法・建築基準法・消防関連法規や自治体条例などを熟知し、所轄の行政窓口と協議を重ね、合法的に許認可を取得します。 |
その3 整備工場や異業種店舗の複合開発
ガソリンスタンドの燃料油外収益の柱となるカーケア商品販売。上記の許認可と重複しますが、用途制限のある住居地域で整備工場を併設するには、厳しい制約があります。また、整備工場以外にも、異業種店舗の併設にも同様の制限を受けるケースがあります。 先ずは、土地利用及び店舗コンセプトをお聞かせ下さい。 コンセプト実現に向けベストを尽くします。 |
市街化調整区域における指定整備工場の設置例 |
その4 立地開発のお手伝いも
出店は進めたいが、売上が見込める物件が見つからないとの声をお聞きします。 信頼できる不動産会社や建設会社との豊富なパイプがありますので、 |
その5 安全・安心がモットーです
創業以来、設計に起因した現場トラブルを引き起こしたことはありません。 LCR工法においては、ローコスト化に向けドラスティックな構造設計を推進しておりますが、施工事例において不同沈下や液状化に起因するトラブルはなく、構造的安定性は実証されております。 |